なぜ断食をしようと思ったの?
30代、女性・会社員のTです。
7年前、妊娠出産をしたのですが、妊娠中の偏食とつわりから暴飲暴食をする癖がついてしまい、産後社会復帰をすぐするも体重は戻らず今に至っています。
去年、会社の検診で成人病に引っかかってしまいました。まさかの再検査、そして保健指導を受けるはめに・・。
体重の増加の割に、見た目が太って見えないと周りから言われるのをいいことに、生活の改善をせずにきてしまったつけが回ってきたのだと思います。
血糖値も高めですが、高脂血症の項目を指摘されたのにはドキッとさせられてしまいました。
というのも、私の家系は糖尿病・高血圧・高脂血症の超成人病家系なのです。両親も親族もみなそうです(泣)。なので、気をつけなければいけなかったのに、「まだ若いから大丈夫」と安心しきっていたのです。
年齢は関係ないんですね・・・。 早速ダイエットをと食事を制限することからスタート。運動も平行して始めました。
ところが、急激な食事制限はリバウンドしやすいという言葉通り、食欲の反動は大きく、一時落ちた体重が元に戻ることに。そんなことを3度繰り返すと、今度は肌にトラブルが起こるようになってしまいました。
体にかかる負担というのが大きいのでしょう。さらにストレスから倦怠感まで強く表れるようになってしまいました。
そこで、一度自分の体をリセットする意味でも断食をしてみたいと思うようになったのです。
半日や一日という短い時間でもいいというのを本で読んだのがきっかけでした。このままでは、肌も心もボロボロになってしまうという焦りもありました。
断食はどういう方法で何日間行ったの?
仕事もありましたし、家族のこともしなければならないので、休みの日に気軽にできる“一日断食”をしてみることにしました。水分以外は口にしないというもので、翌日は一日をかけて食事量を戻すというものです。
空腹状態からくる反動で暴飲暴食にならないように気を付けようと、冷蔵庫の食材は最小限にし、家族のものは前もって作って冷蔵庫に保管、レンジで温めて出すということを徹底することに。
なにせ、私は食いしん坊。匂いを嗅いだだけで食欲を抑えることは難しくなってしまいます。せめて、調理の時間を短縮するだけでもストレスを減らしつつ過ごせるのでは?と思ったのです。
断食中は水・カモミールティーをがぶがぶ飲んで、できるだけリラックスして過ごすことを心がけました。読書をしたり、子供たちともお家でまったりとお家遊びに徹することに。
そして、翌日、少しずつ食事をとるのですが、朝は重湯。お昼はおかゆと梅干と鮭。そして晩御飯には常食・・ながらもヘビーなものは避けながら常食に近いものを摂りました。
一度胃をリセットすることで、空腹とストレスは不思議とリセットされるものなんですね。
目の前に食べ物があると、欲が優先してしまい手が伸びてしまっていたのですが、断食後は手が伸びる前に「お腹が今は空いている?空いていない?」と自問自答することができるようになるのです。
これには驚きました。たぶん、満腹神経が狂ってしまっていたのかもしれません(泣)。
断食中の心身の状態はどうだった?
最初の数時間は、家にある食べ物に対して敏感になっていたと思います。
なにせ食べものがある場所がわかる、というのはつらいものですね。
「手を伸ばせば食べれるのに・・」と最初のうちは何度も思いました。時間の経過とともに、あとは家族が協力的で、食事を摂る以外はおやつを食べたりを目の前ではしないでくれました。
さらに「僕もがまんする!!」と子供に言われてしまっては、中断はできませんでしたね。頑張るぞ!という気持ちでいっぱいになりました。
水分のみでしたが、次第に美味しさを感じれたことも嬉しかったです。
断食した結果、ぶっちゃけどうだった?
一日の断食で体重の変化は1キロ。
体重以上に、意識改革ができた感じです。食べ物に貪欲だったのだと思います。目にすると食べなきゃ気が済まないという状態が続いていたのです。
その意識が変わったことで、食に対して自問自答を必ずできるようになりました。
その後、普通に暮らすだけでしたが、3か月で8キロも体重を落とすことができました。その結果、お肌もメンタル面も元気になることができました。
管理人フィードバック
3ヵ月で8キロ減、おめでとうございます。体質もかなり改善されたのではないでしょうか。
断食の効果を充分に手にされたと思います。断食は痩せるということ以上に、体や食に関することなど、もっと広くいうとこれまでの自分を振り返る精神的な気づきを得ることができます。
まあ、もちろん誤ったやり方だとなかなかそこに至りにくかったりはしますが。
Tの場合、ご家族の温かい協力も大きかったのでしょうね。
ではでは、ありがとうございました!